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新型コロナワクチン接種につきまして

3月1日 記

現在、ファイザーとモデルナの接種を行っております。


1月20日 記

本日仙台市から連絡がありファイザー社のワクチンの在庫が非常に少ないとのことです。

そのため今後は個別接種を行なっている医療機関への配送ワクチンはモデルナが中心になるようです。


1月11日 記

3回目のワクチン接種の予約を開始しました。

当院で1回目と2回目のワクチン接種を行なった方が対象です。

接種券がお手元に届きましたらお電話でご予約ください。


# by chikakinu | 2022-03-01 05:00  

続発性無月経 case.4

36歳 女性 契約社員


 契約社員として出版社で事務系の仕事をしている女性。以前から月経が遅れることがありましたがあまり気にもせずそのままにしていました。しかし今回は前回の月経から4ヶ月以上たっても月経が来ないので心配になり当院を受診しました。

 超音波検査で子宮や卵巣の大きさは正常。ホルモン検査もほぼ正常でした。身長は153cm。体重73kg。身長と体重のバランスをみるBMI 31.2でした。無月経の原因は重度の肥満でした。ご本人によると以前から健康診断で肥満を指摘されていましたが、コロナの感染拡大でリモートワークとなり7kg以上体重が増加したとのことでした。ご本人にBMI30を越えると排卵が起こらなくなくなることをお話ししました。そして今後は生活習慣を見直し、体重の正常化を目標に通院しながら経過をみることとしました。


ポイント:妊娠したら生命が危険と体が判断した場合(やせすぎ、太り過ぎの時です)自分の体を守るために排卵は自動的に停止します。無月経は生命を守るための体からのシグナルです。


# by chikakinu | 2022-03-01 05:00  

血性帯下(血の混ざったおりもの)

50歳 出産歴2回 閉経47才 離婚2回 タバコ15/日 飲食業 

 

 およそ1年前からおりものに出血が混ざるようになりました。3年前に閉経になったにもかかわらず度々出血することが気になっていました。子宮がん検診は一度も受けたことはありません。産婦人科も第二子のお産以来受診したことがなく受診するのも億劫で出血が気になりながらもそのままにしていました。しかし2日前に下着から洋服まで漏れるほどの大出血がありました。月経よりも多い出血に怖くなり思い切って産婦人科を受診することにしました。

 診察をすると子宮頸部に肉眼的にも悪性腫瘍を疑わせる所見を認めました。子宮頸部の細胞診を行いました。1週間後に届いた細胞診の結果はやはり子宮頸がんの疑いが濃厚でした。そこで組織検査を行なったところ子宮頸がんでした。ご本人に結果を説明し精査、治療目的に連携病院へご紹介しました。


ポイント:子宮頸がんの原因は性交により感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)です。喫煙者(紙巻タバコも加熱式タバコも同様)はHPVが消失せず持続感染することが多いので子宮頸がんになる確率が高くなります。HPVには様々なタイピングがあります。特にHPV16型、18型はハイリスクHPVと呼ばれ発がん原因の半数以上を占めます。HPV16型、18型感染は子宮頸がんワクチンで予防することができます。厚生労働省が子宮頸がんワクチン接種の積極的勧奨再開を自治体に通知しました。子宮頸がんワクチンについての正しい理解が広まることを願います。


# by chikakinu | 2022-02-01 05:00  

過多月経

31歳 会社員 既婚


 以前から月経時の経血量が多くて気になっていました。会社の健康診断でも貧血を指摘されていましたが忙しいことを理由に病院へ行かずにいました。しかし5日前から始まった月経がいつもよりもさらに多く、また立ちくらみもあり思い切って産婦人科を受診することにしました。当院受診時、顔色は貧血様で全身にも少しむくみが見られました。診察をすると子宮筋腫を認めました。筋腫はおよそ3.8 cmとサイズ的にはさほど大きい筋腫ではありませんでしたが、子宮内腔にできている粘膜下筋腫でした。採血をするとヘモグロビン値が6.3g/dlと重症貧血でした。貧血を直ちに直す必要があること、筋腫を切除する必要があることを説明しました。ご本人は妊娠したいので手術はしたくないとのことでしたが、妊娠をしたいのであればなおさら筋腫を切除する必要があるとお話ししました。

 当院で貧血の治療を開始しました。鉄剤の内服に加えて通院で鉄剤の注射を行いました。貧血は次第に改善し、顔色も良くなりむくみも消失しました。そして手術目的に連携病院へご紹介しました。紹介先で粘膜下筋腫の切除を行い、術後半年ほどで自然妊娠し現在は当院で妊婦健診を行なっています。


ポイント:子宮筋腫は子宮のどこに発生したかで症状が異なります。粘膜下筋腫は特に月経量が多くなるため手術治療が必要になることが多く見られます。


# by chikakinu | 2022-01-03 05:00  

外陰部の疼痛


35歳 女性 会社員

 A子さんは二日前から外陰部に痛みを感じていました。ナプキンに蒸れたのかしら、下着が擦れてしまったのかしら?」と思いながら過ごしていました。その夜はお風呂上がりに市販の外陰部用の軟膏を塗って休みました。次の日の朝、起きてトイレで排尿すると外陰部にビリッと激しく染みる痛みを感じました。その痛みはだんだん激しくなり会社の椅子に座っているのも社内を歩くのもつらくなり会社を早退しました。家で寝ていましたが足の付け根にもゴロゴロする「しこり」を感じ、38度を超える熱がでてきました。3週間前に取引先で新型コロナ感染症のクラスターが発生したことを思い出し、コロナ感染が心配になり発熱外を受診しましたが結果は陰性でした。次の日自分で外陰部を見てみると水ぶくれがたくさんあり驚いて当院を受診なさいました。

診察所見は外陰両側に水泡ができていて、一部潰瘍化を認め両側の鼠径リンパ節も腫れていました。

性器ヘルペスの初回感染でした。

疼痛緩和のために外陰部に麻酔治療を行い、抗ウイルス薬の内服薬と軟膏を処方しました。     

症状は5日ほどで軽減し現在潰瘍部分も治癒しました。 


ポイント:性器ヘルペスは性感染症の一つです。

性器ヘルペスのウイルスは一旦治ったように見えても神経節に潜んでいて、免疫力が低下した時に再発をおこします。

水泡が出ている時には自分が感染源となりますのでパートナーや家族に移さないように注意が必要です。


# by chikakinu | 2021-12-01 00:00