朝起きられない
2026年 02月 01日
16歳 女性 高校生
高校に入学し最初の頃は張り切って登校していました。しかし次第に朝起きるのがつらくなり、だんだんと学校も休みがちになってきました。このままでは出席日数が足りなくなり進級もままならないため困っていました。
当院受診時「変わりないですか?困っていることはありませんか?」といつものように尋ねると上記のことを相談してきました。「優秀な同級生が多く勉強に遅れないように毎日夜1時頃まで勉強をしている。それからベッドに横になるが目が冴えてなかなか眠れない。ようやくうとうとするのが午前3時頃で学校に行くためには6時半にはおきなければならないのに起きられない。休日は学校に行く必要がないのでお昼まで寝ている。」とのことでした。付き添いのお母さんも「いくら起こしても起きてこない。困っているし何より心配です。」とのことでした。そこで3つのことを提案しました。
1.夜ベッドにはいる時間を今日から20分ずつ早める。朝おきる時間も明日から20分ずつ早める。最終的には日付が変わる前にベッドに入り寝付けなかったとしても必ず朝は6時半におきるようにする。
2.カーテンを開けて朝の光を浴びて、朝ごはんを必ず食べる。
3.休日の寝坊は朝8時半まで。それまでに必ず起きる。
3ヶ月後いつものように受診してきました。その後の様子を尋ねると朝おきるのが辛いこともあるけれど学校に1時間目の授業に間に合うようにいけるようになったとのことでした。そしてさらに3ヶ月また同じことを尋ねるとこの頃は夜11時頃にはもう寝ている。そのかわり朝5時におきて1時間半勉強しているとのことでした。
ポイント:動物の体には時計遺伝子があります。これにより昼活動して夜眠るという自律的体内リズムが保たれます。リズムを調整するのは朝の光と腸の動きです。リズム補正は1日に2時間分しかできません。
リズムを崩さないためには
毎日決まった時間におきる(勉強や仕事で遅くなっても朝おきる時間はずらさない)
朝の光を浴び、朝ごはんを食べる
休日の寝坊は2時間まで
こちらを心がけると体調が整ってきます。
二交代勤務など不規則勤務の方の過ごし方はまた別の機会にお話します。
by chikakinu | 2026-02-01 07:00 | Trackback
