無症状
2024年 11月 01日
40歳 女性
女性が高校時代の友人と久しぶりに会いお茶をしながら話をしていると健康の話になりました。友人は30歳に頃から一年に一回子宮がん検診を受けているということでしたが女性は一度も受けたことはありませんでした。友人が来週いつもの子宮がん検診に行くというので自分も初めて産婦人科を受診してみることとし友人と一緒に当院を受診しました。
子宮がん検診を行い、その後超音波検査を行うと骨盤内に大きい腫瘍を認めました。卵巣腫瘍それも強く悪性を疑う画像所見でした。女性に卵巣について詳しく検査をすることを説明し、血液検査、MRI検査も追加しました。結果は子宮頸部の上皮内がん、卵巣悪性腫瘍(卵巣がん)疑いでした。
女性に結果を説明し、高次病院へご紹介しました。主治医より上皮内がんと卵巣がんであり今後さらに精査を行い治療方針を決定するとのお返事をいただきました。
ポイント:子宮頸がんも卵巣がんも相当に進行しないと自覚症状は出てきません。こちらの女性も子宮がん検診を定期的にうけていれば早期のうちにどちらの病気も発見できたと考えます。
by chikakinu | 2024-11-01 07:00 | Trackback