予防
2024年 09月 01日
23歳 女性 会社員
おりもの変化で当院を受診しクラミジア感染症の診断となり治療しました。クラミジア完治後も炎症が強いことから子宮頚がん検診も受けた方が良いことを説明しがん検診を行いました。細胞診の結果は要精密検査でした。そのためさらにコルポスコピーと生検を行なったところ組織結果は軽度異形成の結果でした。今後の経過検査について説明している時に子宮頸がんワクチンを受けているかどうか尋ねてみました。子宮頸がんワクチンは一度も受けておらず、丁度自治体からワクチン接種についての案内が届いていてご本人はワクチンを受けるかどうか迷っているとのことでした。そこで、軽度異形成の結果であることから子宮頸がんなどをひきおこすヒトパピローマウイルスにはもうすでに感染している可能性があること。しかしワクチンをすれば更なる子宮頸がんウイルスの感染を阻止できる可能性があることを説明しました。ご本人もこれ以上がんの心配はしたくないとのことで子宮頸がんワクチンの予約をしてお帰りになり先週1回目のワクチン接種を終えたところです。
by chikakinu | 2024-09-01 07:00 | Trackback