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不正性器出血

80歳 女性 


 2週間ほど前に多めの出血を認めました。その後は出血が少なくなりトイレットペーパーに少しつく程度になっていたのでそのまま様子をみていました。しかし23日前からまた出血が増えてきたため心配になり当院を受診なさいました。

 腟鏡で検査をすると子宮頸部に腫瘍病変を認め出血し易くなっていました。超音波では子宮頸部に血流が豊富な病変部を認めました。病変部の擦過細胞診を行い検査に提出しました。子宮頸部細胞診の結果は子宮頸がんを疑う結果でした。そこでさらにコルポスコピー検査をし、生検を行うと子宮頸部腺がんの結果でした。

 ご本人に結果を説明し、さらなる検査と治療のため連携高次医療機関へ紹介しました。


ポイント:こちらの患者さんは2020年まで定期的に子宮頸がん検診を受けていました。ところがそれ以降は新型コロナ感染症の蔓延により検診を控えていました。子宮頸がんには扁平上皮がんと腺がんがあります。腺がんは見つけにくく進行が速いのが特徴です。今回の症例では腺がんだったため少し検診をお休みしている間に進行したようです。


by chikakinu | 2024-02-01 05:00 | Trackback  

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