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不妊症

34歳 女性 

 結婚した当初から早く子どもを持ちたいと思いいろいろな本で勉強し、基礎体温をつけながら妊娠するように努力していました。しかし結婚して3年が経過してもなかなか妊娠せず当院を受診なさいました。
 基礎体温は28日から32日周期で二相性の基礎体温でした。ホルモン検査は異常なし。超音波卵管撮影も正常。ご主人の精液検査は精子数がやや少なめでしたが運動率は正常。2回ほど自然周期でタイミングを指導しましたが妊娠は成立しませんでした。そこで内服薬による排卵誘発にステップアップすること、それとともにご主人の精子数のこともありAIH 配偶者間人工授精を提案しました。しかしなるべく自然な方法で妊娠をなさりたいとのご希望が強く排卵誘発だけにしたいとのことでした。そのため内服排卵誘発3周期行いましたが妊娠成立せず、ご本人も間も無く35歳になることからもう一度AIHについて説明しました。今回はご本人もご主人もAIHを希望なさるとのことでしたので4周期目は内服排卵誘発+AIHを行いました。精子の回収率も良かったことをお話しAIHを施工しました。
 AHIから18日目に「市販の妊娠反応が陽性になりました!」とご本人がお喜びになって受診なさいました。院内の妊娠反応も陽性であり無事妊娠成立。昨日胎嚢内に胎児心拍も確認しました。

ポイント:AIHは体外受精と比較すると妊娠率はあまり高くはありません。しかし今回のように精子数や運動率がやや低いというご夫婦には適した方法といえます。医学が進歩しても卵子の老化を止めることはできません。早め早めに適切な治療を受けることが大切です。

by chikakinu | 2020-11-01 05:00  

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