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妊娠中のスギ花粉症について

 今日は春のような暖かさのようです。暖かくなると花粉の飛散量が増えてきます。当院でも花粉症のお薬を必要とする妊婦さんが来院し始めました。今月は妊娠中のスギ花粉症についてお話いたします。

 スギ花粉症はスギ花粉を体が異物として強く認識してしまうことが原因です。花粉が鼻粘膜や眼の結膜につくとヒスタミンという物質がでてくしゃみ、鼻汁、鼻づまり、眼のかゆみ、涙などの症状がでてきます。また、微熱、全身倦怠感、頭痛なども花粉症の症状として現れることがあります。 スギ花粉症はスギ花粉が鼻粘膜や眼の結膜につかなければ症状が出ることは少ないのでマスクや眼鏡の着用は予防法として大事です。帽子やコートを着用して頭髪や体への花粉の付着をできるだけ少なくするのも良いでしょう。また花粉の飛散情報に注意して外出を控えることも必要です。帰宅したらうがい、洗顔をします。しかし花粉は非常に小さいため完全に防ぐのは困難です。 花粉症を重症化しないためには初期の薬物療法が大事です。花粉飛散の数週間前から抗ヒスタミン剤を内服します。ところが抗ヒスタミン剤の添付文書には「妊婦への投与を避けることが望ましい。」と記載されているものがほとんどです。しかし花粉症は妊娠中に重症化することもありそれを我慢するとかえって危険なこともあります。そのため抗ヒスタミン剤の内服は症状によって使用するかどうかを決めることが大切です。内服が心配な場合は点鼻薬や点眼薬などの局所剤による治療を考えます。 妊娠中のスギ花粉症は、まず体に花粉が付着しないように心がけ、それでもアレルギー症状が強くなる時は主治医に相談しましょう。

by chikakinu | 2019-03-01 05:00  

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