妊娠中に注意が必要な食べ物について

 実りの秋。食べ物の美味しい季節になりましたが妊娠中は気をつけないといけない食べ物がいくつかあります。今月は妊娠中に注意が必要な食べ物についてお話しします。

 「妊娠中に食事で気をつけることはありますか?」という質問を受けることがあります。妊婦さんが気をつけなければいけないのは食物を介した感染症です。 まずひとつはトキソプラズマ症です。妊婦さんが感染すると赤ちゃんにも感染し赤ちゃんの脳や眼に影響がでる可能性があります。トキソプラズマ症はトキソプラズマという原虫に感染したネコの糞などが原因であることは良く知られていますが食物からも感染します。生肉や良く火が通っていない肉は生きたトキソプラズマが付着している可能性があります。レアステーキ、生ハム、ローストビーフ、加熱の不十分なジビエ料理、加熱が不十分な肉のパテ、生サラミ、ユッケ、馬刺し、鳥刺しなどの食品に注意が必要です。(厚生労働省HP参照) それからもう一つ妊婦さんが注意すべき感染症はリステリア菌による食中毒です。リステリア菌も妊婦さんが感染すると赤ちゃんへも感染する可能性があります。リステリア菌は塩分にも強く冷蔵庫でも増殖します。加熱殺菌していないチーズ、肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモン、生サラダなどから感染する可能性があります。(厚生労働省HP参照)
 現代は様々な食品が手に入りやすい時代ですが、妊娠中は注意して食事を選ぶ必要があります。また普段調理をするときも生野菜と肉のまな板はそれぞれ別なものを用意して使い分けるようにし、生肉などに触れたトング、取り箸の取り扱いにも注意が必要です。

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by chikakinu | 2017-10-01 06:00  

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