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朝起きられない

16歳 女性 高校生


 高校に入学し最初の頃は張り切って登校していました。しかし次第に朝起きるのがつらくなり、だんだんと学校も休みがちになってきました。このままでは出席日数が足りなくなり進級もままならないため困っていました。

 当院受診時「変わりないですか?困っていることはありませんか?」といつものように尋ねると上記のことを相談してきました。「優秀な同級生が多く勉強に遅れないように毎日夜1時頃まで勉強をしている。それからベッドに横になるが目が冴えてなかなか眠れない。ようやくうとうとするのが午前3時頃で学校に行くためには6時半にはおきなければならないのに起きられない。休日は学校に行く必要がないのでお昼まで寝ている。」とのことでした。付き添いのお母さんも「いくら起こしても起きてこない。困っているし何より心配です。」とのことでした。そこで3つのことを提案しました。

1.夜ベッドにはいる時間を今日から20分ずつ早める。朝おきる時間も明日から20分ずつ早める。最終的には日付が変わる前にベッドに入り寝付けなかったとしても必ず朝は6時半におきるようにする。

2.カーテンを開けて朝の光を浴びて、朝ごはんを必ず食べる。

3.休日の寝坊は朝8時半まで。それまでに必ず起きる。

 3ヶ月後いつものように受診してきました。その後の様子を尋ねると朝おきるのが辛いこともあるけれど学校に1時間目の授業に間に合うようにいけるようになったとのことでした。そしてさらに3ヶ月また同じことを尋ねるとこの頃は夜11時頃にはもう寝ている。そのかわり朝5時におきて1時間半勉強しているとのことでした。


ポイント:動物の体には時計遺伝子があります。これにより昼活動して夜眠るという自律的体内リズムが保たれます。リズムを調整するのは朝の光と腸の動きです。リズム補正は1日に2時間分しかできません。

リズムを崩さないためには

毎日決まった時間におきる(勉強や仕事で遅くなっても朝おきる時間はずらさない)

朝の光を浴び、朝ごはんを食べる

休日の寝坊は2時間まで

こちらを心がけると体調が整ってきます。

二交代勤務など不規則勤務の方の過ごし方はまた別の機会にお話します。


# by chikakinu | 2026-02-01 07:00 | Trackback

 

下腹部腫瘤

18歳 女性 専門学校生 

 

 少し前からお腹が出てきたように感じていました。でも気のせいかを思いそのままにしていました。しかしだんだん洋服がきつくなり入らなくなってきたのでお母さんに相談してみました。お母さんがお腹をさわってみると固い大きめのしこりが触れました。そこで慌てて当院を受診することにしました。

 当院受診時腹部に新生児頭大の硬いしこりが触れました。腫瘍が大きいため超音波では十分な所見がとれずMRI検査をオーダーすることにしました。MRIの検査では卵巣両側に腫瘍が形成されていました。MRI所見からは良性卵巣腫瘍が考えられました。しかし巨大卵巣腫瘍のため悪性や境界悪性腫瘍も否定できず手術目的に総合病院へご紹介しました。

 紹介先では大きさから悪性の否定できず早めに手術となりました。病理診断は両側卵巣成熟期奇形腫で良性でした。巨大卵巣腫瘍でしたが両側卵巣ともに病巣のみ摘出し健常部分は残すことができました。


ポイント: 卵巣成熟期奇形腫は皮脂、毛髪、歯、骨など多彩な組織を含む腫瘍です。若い人に多く、無症状です。そのため今回の症例のように非常に大きくなって初めて気づくこともしばしばあります。また卵巣が捻れる茎捻転を起こし激しい腹痛のため急外来を受診して指摘されることもあります。妊孕性(妊娠する能力)を残すため今回の症例は両側卵巣を残しましたが再発のリスクを含んでいることを忘れてはいけません。


# by chikakinu | 2026-01-05 07:00 | Trackback

 

月経痛

16歳 女性 高校生 


 中学生の頃から月経痛があり鎮痛剤を内服していました。高校生になるとますます痛みが強くなり月経の度に学校を早退や欠席するようになりました。来年の受験のことを考え母親と相談し産婦人科を受診することにしました。

 当院受診時の腹部超音波では異常を認めず、鎮痛剤をきちんと内服しているのに痛みで学校生活に支障が出ているとのことでした。アトピーもありナプキンをつけると痒みがひどくそのことも困っているとのことでした。そこでプロゲスチン製剤による治療を開始しました。現在治療をしてから10ヶ月が経過しましたが内服により月経が停止しており快適な学校生活を送っているとのことでした。


ポイント: 鎮痛剤でコントロールできない月経痛を我慢する必要はありません。痛みが強く学校生活に支障が出ている場合は産婦人科を受診してください。中学生、高校生に内診をすることは必要のない限りいたしませんので心配せずに産婦人科を受診してください。


# by chikakinu | 2025-12-01 07:00 | Trackback

 

HPVワクチン、帯状疱疹ワクチン、肺炎球菌ワクチンにつきまして

HPVワクチン

定期接種対象者

仙台市に住民票がある小学6年生から高校1年生の女子


当院では9価(9種類のHPVを予防)の

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の接種を行なっております。

HPVワクチンは電話で予約の上来院してください。

未成年の方は必ず保護者同伴でいらしてください。

母子手帳および住民票を確認できるものをご持参ください。


帯状疱疹ワクチン

定期接種対象者

仙台市に住民票がある下記年齢の方

【65 歳】(昭和 35 年4月2日~昭和 36 年4月1日生) 【70 歳】(昭和 30 年4月2日~昭和 31 年4月1日生)

【75 歳】(昭和 25 年4月2日~昭和 26 年4月1日生) 【80 歳】(昭和 20 年4月2日~昭和 21 年4月1日生)

【85 歳】(昭和 15 年4月2日~昭和 16 年4月1日生) 【90 歳】(昭和 10 年4月2日~昭和 11 年4月1日生)

【95 歳】(昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生)

帯状疱疹ワクチンは電話で予約の上来院してください。


肺炎球菌ワクチン

定期接種対象者

仙台市に住民票がある接種日時点で65歳の方

肺炎球菌ワクチンは電話で予約の上来院してください。


# by chikakinu | 2025-12-01 07:00 | Trackback

 

ご来院前に必ずお読みください

1.受診の方はご自宅で体温を測定のうえ来院をお願いいたします。

37.5度以上の方は来院をお控えください。

来院時はマスクの着用をお願いいたします。

当院は妊婦健診施設であることからコロナ、インフルエンザなどに感染した場合は5日間の待機期間を終えてから来院してください。


待合室内の人数を極力少人数に抑えるため、お付添はお一人までにお願いします。

感染防止のため急を要しない手術など一部の治療は延期しています。ホームページ上に記載してある内容であっても手術など現在は中止している診療内容もあります。感染状況が日々変化しているため突然の中止もあることをご了承ください。


当院へ御用の業者の方へ

感染防止対策の厳守をお願いいたします。当院を訪問なさる際は必ずマスクを着用願います。


2.当院では医DX推進体制に関する事項及び質の高い診療を実施するための十分な情報を取得し、活用して診療を行なっています。


# by chikakinu | 2025-12-01 07:00 | Trackback