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膿性帯下(悪臭のあるおりもの)

21歳 専門学校生 


 最近おりものに出血が混ざるようになりました。少し心配になりながらもどうしたらいいのかわからずにそのままにしていました。しかしだんだんおりものの臭いが嫌なニオイになってきてネットで調べたらいろいろ怖いことが書いてあったので思い切って産婦人科を受診することにしました。


 診察をすると膣内に膿性の悪臭帯下が貯留していました。帯下を検査に提出、膣内を消毒し抗生剤の膣剤を挿入。2日後に検査結果の説明と治療に来院するようにお話しました。検査結果は淋菌陽性。診断は淋菌性子宮頸管炎でした。ご本人に病状を説明し内服薬を処方。二週間後に再検査としました。そして性感染症であるためパートナーも病院を受診し検査治療を受ける必要があること、二人とも治療が終わるまでは性交をしないようにすることを説明しました。二週間後に検査をすると淋菌は再び陽性でした。ご本人によると前回受診からパートナーとは会っていないということでしたので抗生剤に耐性のある淋菌と判断し抗生剤の点滴による治療を行いました。二週間後に再検査を行うとようやく淋菌は陰性になり帯下も正常になり治癒しました。


ポイント:最近は抗生物質に耐性を持った性感染症も見られます。クラミジアや淋菌感染をそのままにしていると女性は不妊症の原因になることもあり注意が必要です。


# by chikakinu | 2022-07-01 05:00  

発汗、動悸

47歳 女性 会社員


 23ヶ月前から動悸と発汗を自覚するようになりました。会社の同僚に話すと「更年期では?」と言われましたが月経も順調に来ていたためそのまま様子をしていました。しかし最近発汗がひどくなり思い切って産婦人科で相談しようと思い当院を受診しました。

 来院時、お話しを伺うと会議中や仕事の商談中に発汗がひどくて困っているとのことでした。お話しを聞きながら患者さんを診ると軽度の眼球突出と甲状腺の軽度腫大を認めました。血圧は正常でしたが頻脈がありました。超音波検査では子宮と卵巣は正常でした。ご本人は忙しいので更年期の薬だけをもらって帰りたいとのことでしたが、更年期と診断するためには「他の病気ではない。」と除外診断が必要であることを説明し、ホルモン値を調べることに同意していただきました。ホルモン検査の結果は女性ホルモン系は正常でしたが甲状腺系のホルモンに異常を認めました。ご本人に発汗、動悸の症状は更年期ではなく甲状腺機能亢進症が原因であることを説明し専門医をご紹介しました。

先日主治医から届いた報告書によるとバセドウ病のため治療を開始したとのことでした。


ポイント:更年期とは閉経前後のおよそ5年間を言います。つまり45歳位から55歳位までの10年間です。この期間に見られる様々な不調はご本人も医師も更年期症状と考えてしまいがちですが病気が隠れていることもあります。


# by chikakinu | 2022-06-01 05:00  

続発性無月経 case.5

15歳 女性


 春から高校1年生になった15歳。趣味で舞踏教室に所属。週に3回熱心にレッスンに通っていました。1年前頃から鏡に映る自分が大きく不恰好に見え練習量を増やすと共に食事も制限するようになりました。2ヶ月ほどで体重を4kgほど減らすと月経が来なくなりました。発表会も受験もあり、月経が来ない方が楽で都合が良いのでそのままにしていました。しかしこの度入学した高校の保健室の先生に産婦人科の受診を強くすすめられ母親とともに当院を受診しました。

 身長は160cm体重43kg BMI16.8。ホルモン検査を行うと痩せすぎによる無月経でした。この状態が長く続くと長期にわたる低エストロゲンが原因で骨が脆くなり疲労骨折を繰り返すなど大好きな舞踏ができなくなるリスクがあるだけではなく将来への影響も深刻になることなどを説明しました。今後は体重の推移を確認しながら健やかにホルモンが働くようになるまで注意深く経過観察を行うこととしました。


ポイント:軽量化して運動記録を伸ばしたり、見栄えをよくしても痩せすぎは体を壊してしまい長く競技や演技を続けることはできません。このことを若い女性と保護者、指導者は良く知る必要があります。


# by chikakinu | 2022-05-01 05:00  

子宮頸がんワクチン

16歳 女性 高校1年生


 学校の健康講話で子宮頸がんワクチンについて医師から話を聞く機会がありました。自分もワクチン接種対象年齢であることを知り接種を希望し当院を受診しました。

 付き添いの母親はワクチンの副反応や後遺症が心配な様子でした。そこで子宮頸がんワクチンについて詳しく説明しました。ワクチンの安全性、有効性、接種の回数、間隔、抗体のつき方などについてお話すると親娘ともに安心なさったようでした。先日2回目の接種に来院したので1回目の接種後の様子についてたずねると接種部位が少し赤くなっただけとのことでした。


ポイント:厚生労働省も子宮頸がんワクチン接種の積極的勧奨再開を自治体に通知しました。また接種機会を逃してしまった若い女性のキャッチアップ接種も始まりました。ワクチン接種は親から子どもへの贈り物です。子宮頸がんワクチンについての正しい理解が広まることを願います。


# by chikakinu | 2022-04-01 05:00  

ご来院前に必ずお読みください 当院の新型コロナウイルス感染症対策

受診の方はご自宅で体温を測定のうえ来院をお願いいたします。

37.5度以上の方は来院をお控えください。

38.0度以上の発熱があった場合は解熱後2週間経過観察を行ってから受診をお願いいたします。

1.当院では新型コロナウイルス感染症に関する検査、診察は行えません。発熱、咳、味覚嗅覚障害などの新型コロナウイルス感染症を疑う症状のある方、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触があった方は(当院にて妊婦健診中、通院中である場合も含めて)発熱外来対応医療機関を受診、または仙台市・宮城県の電話相談窓口(コールセンター)へ連絡の上指定医療機関を受診することになります。また風邪と鑑別することが困難なため、軽度の風邪症状の場合には来院なさらず自宅での安静をお願いします。

仙台市・宮城県の電話相談窓口(コールセンター)

電話 022-398-921124時間受付)  

聴覚や言語に障害のある方専用 FAX 022-200-2965

                E-mail sodan-corona@medi-staffsup.com

厚生労働省の電話相談窓口(コールセンター)

電話 0120-565653(午前9時から午後9時まで)

2.待合室内の人数を極力少人数に抑えるため、止むを得ない場合を除いて必ずお一人で院内にお入りください

妊婦健診の見学も当分の間中止します。

ただし未成年者の受診場合は保護者の同伴が必要となります。

3.まん延防止等重点措置対象地域および感染流行地域からの移動後に当院を受診なさる場合は2週間の自宅待機後に来院してください。海外から帰国の方も同様です。妊婦さんに安心して使用できる新型コロナウイルス感染症の薬はありません。妊婦さんへの感染を回避するため切にお願いします。

4.感染防止のため急を要しない手術など一部の治療は延期しています。ホームページ上に記載してある内容であっても現在は中止している診療内容もあります。感染状況が日々変化しているため突然の中止もあることをご了承ください。

5.当院へ御用の業者の方へ

感染防止対策の厳守をお願いいたします。当院を訪問なさる際は必ずマスクを着用し、会食、旅行、宴会、接待を伴う飲食、感染流行地域からの訪問者との接触を厳に謹んでください。

院内感染を防ぐために何卒ご理解ください。

# by chikakinu | 2022-03-01 05:00